所詮俺は口先だけで、自分が言っていることが真実かどうかが自分でもわからない。
俺が誰かの前で何を喋っているのかわからない。
中には何も詰まっちゃいない。
何もできていない俺。
吐き気がしたから笑ってみた。
ハハハハハ、楽しい、楽しい。
余計に悪化するのを感じた。
いつだって最善を選べない俺。
泣きたい。怖い。気持ちが悪い。
終いには奇妙な目で見られる始末。
山頂はがたがたで崩れかけている。
論理矛盾で壊れそうなんだ。
いつだって最善を選べなかった俺。
怖くて一歩も動けない。
嗚咽なのかな、息がしづらい。俺は肩で呼吸しているようだ。
笑っていたら涙が出てきた。怖くなったことを思い出した。
楽しくはない。
楽しくはない。
楽しくはない、こんなの幸せじゃない。
しかし、なにをすればいいのかもわからない。
こうして、ただ、何かもわからぬ何かに混乱させられて、身動きがとれなくなる。
怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、繰り返していると、ソイツは俺の底の方に隠れていった。
だからって消えるわけじゃない。俺は言葉も奪われた。
「ハハハハハハ、」
違う。今笑えるなんて嘘だ。俺はなにがしたいんだろう。
「ハハハ、ひひひひひ、…ううっ…」
どうしようもない。
聞きたくもない空虚な笑いが、俺の口から出てるんだ。
ずっと泣いているけど、おさまる気配がない。
泣いている理由すら俺はわかってない。
外に出ると笑いを止められない。
こんなの違うってなんども言うのに、薄っぺらい俺は馬鹿みたいに同じことを繰り返す。
脆弱な良心か、形だけの罪悪感か、人間の習慣か。
いっそのこと、上っ面の俺をココから追い出してやりたいよ。
誰もいなかったらいいのになあ。
折角見つけた俺も誰かに掻っ攫われていくんだから。
この圧迫感。潰れそうだ、死にそうだ。
どうしたらいいんだ、
答えはない。
どうしたらいいんだ、わけがわからない、なにもできない、きみがわるい、
俺は正常だよ。そうさ。
一番手っ取り早いのは、全てに別れを告げること。
でも、それが一時的な対処に過ぎないのは分かっている。
どうせ元に戻るんだ。
全ての存在を抹消する。
さようなら、さようなら、
俺もあんたたちを殺したいよ。
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双子兄