おわり

 

------

解説とか考察とか

マジシャン漫画はこれでおわりです

もういっそコミスタでも買ったほうがいいのではないかと思った

 

前回マジシャン漫画の後書きで殺し方を忘れたといっていましたが、思い出しました。

なのでここぞとばかりにその件を話題に出しました。

でも結構なんでもないことだったんですよね。

某ウィ/トゲンシュタイン的なアレでした。

今思えばそれだとマジシャンは完全に死ぬなんてことはないでしょう。

殺すというのは比喩であり、実際は新しい意志による創造で無秩序を克服しようということ。

それで克服できるかどうかはともかく、目指すことに意味があるのではないかな。

 

今回の話で、マジシャンについて、はじめに書こうと思っていた台詞の多くを修正しました。

これは決して、漫画で振舞うほどに自由な存在でもないような

気がしたので、そんな雰囲気を醸してみたりもしました。

秩序の存在も、漫画で語ったように小さい子供のような力ないものでもなく

そういう外見で実は存在のない存在のようなものを

捕らえて離さないような凶暴さをも持っているような、そんなかんじ。

どうなんだろうなあ、ほんとのところは。

 

さて、前回がマジシャンの質問に対してイエスと答えた話なら、今回はノーです。

今回の主人公(?)はマジシャンに対してことごとく否定を繰り返します。

それだけ「自分の」というものへの執着が強いのです

行くと決めたらずんずん進む。間違っていても進む、死んでも進む。

人が進まない道であるだけに、可能性だけは開けているといえるかも知れないが、

実際そんなこともないだろう。

ただ、大事なのは他の誰でもなく主人公にとって意味があるということ。

 

無秩序とか、無とか、そういった象徴としてのマジシャンを克服することで、

アシスタント二人も自分を捕らえる何かから解放されるし、

マジシャン自身も、秩序的な世界から本当の意味で解放されるんじゃないかと、思った。

ただし、あくまで一時的にでしょうが。

そこんところにある意味でギブ&テイクみたいなものがあるのかもしれない。

こういうことに気がついたのは描いている途中です。

最初は気まぐれに付与したはずのアシスタントに、不思議に意義がでてきました。

マジシャンは俺の思っているよりも自由な存在ではなかったということなんだろうなあ。

アシスタントたちはなにか真実のようなものを探している、マジシャンはさっさと見えない世界に戻りたい。

多分、マジシャンが見えるということが意味しているのは

秩序による無秩序の規定?なのかな。

本当はそういうものではないけれど、秩序によって無秩序が位置づけられることで

矛盾のような形で形としての無秩序が発生した…とか?

いや、これは今思いついただけだけど。

しかしそうするとマジシャンはなんだか悲惨な状態になりますね。

漫画の中では結構楽しんでいるので、不本意なのか否か、

進んで形になったか否かは謎のままでもよいでしょう。

メインは選択する側なので。

 

ちなみに、主人公がドロドロになった空間から元の空間に戻ったように見えますが、

実際は完全には戻っていません。

主人公の意識変化という意味を込めて、世界そのものを変えました。

 

 

 

タイトルは知っている人は知っていそうな名前ですが、特に深い意味を込めたわけではありません。

メビウスの輪を検索したら似たようなものでクラインの壺があったというだけで。

余談ですが、アシスタントの仮面はコメディア・デラルテのイメージです

しかし資料を探していないので適当です

 

 

今はこのくらいかなあ。

 

 

思いつき、思い出したらまた増える。