珈琲屋は変装がお上手なキャラなのだけど、変装するのは基本は男。
そんなに小さくも華奢でもないから女に変装するのは難しいけど、
体のラインを隠す様な服を着れば背の高い女性としていけるかな…?と思って描いてみたものがこちら。
そういえば性別的な差が出る様な絵柄ではあまりなかった。
黒い服でシュッと見せたり、肩とか腕や足や首を隠したり。なんなら手も手袋したり。
多分女に関しては、声はともかく見た目に関しては特定の誰かになるというより、参考にしつつもオリジナルの人物になる感じだろうな。



毎日を
この世の終わりと思って過ごすといいと
誰かの言葉を思い出した
今日が最後なのだからと
俺からすれば
目覚めるたびに在り続ける
この世界は毎日
終わりを見せては隠す
地獄と同じだ



おいで おいで 帰っておいで
頭痛に、吐き気に、気持ちの悪さに
一周なんてあっという間
食い破って出てあげる
腹から口から
散々な日々に埋もれて
息もできないだなんて笑ってしまうね
目の前にちらつく
明るい影はどうしていたか
思い出してくれたかなあ
二つに割れた舌
そいつを縫い直してもう一度喋ってごらんよ
話し方は覚えている?順序は正しかった?
直して消して直して消して
待ったりなんかしない
ただ、そこに来るだけなんだから

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押し寄せる波の起伏についていけない


脳が疲れているときに描いた漫画



薄暗くて涼しい早朝 肌寒さに目が覚めて
分厚くない布団に潜り直す
飽くほどに感じていたいしあわせって
こんなもんだって思うんだ
それなのに そういうんじゃないって 言わんばかりに
あんたは紙と鉛筆を俺に押し付けて
夢を書けだなんて言うんだ
布団のふの字なんて書こうもんなら平手打ち
多種多様な選択肢があるのだから
どれか一つくらいあるだろうって
すきなことはなにか?
やりたいことはなにか?
どれもこれも たのしそうで
どでもこれも だれかがすきにしたらいい
なりたいこともしたいことも なにもないって
なんとなくただ生きているって
結局それぞれ一人なんだって
そんなんじゃだめだって
段々ともう あんたと話すのも億劫になって
紙にはベッドで寝ている自分を描いて
それじゃあお休みって布団に潜る
朝日は昇りきって、日差しに布団は暑苦しくて
全部台無しになっちゃったよ

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どうされましたか

―調子が悪いんです

例えばどんな?

―うまく機能せず、言葉が紡げず、記憶もあいまいで…

それは大変だ!
手術をしましょう!




弾を詰める



開けることのできない窓
迫りくる壁


忘れられたルーチンが
信じていた記憶すら改ざんして
意識はそればかりに支配され
ただ繰り返すしかなくなる
俺はやったはずなんだ
きっとやっている
ちゃんとやったんだ
それでも もう どうにもならない
最初からやり直し
何もやっていないんだから

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同時的感覚 共通思念 感情の塊
脳同士が見えない何かで接続されているような
それら塊を餌にするみたいに
また別の塊が集まる
明るさや暗さではない
激しさや静けさでもない
あれは一体何なのか
時折しか見えないもの
頭痛のせいか 寒さのせいか 眠気のせいか
連結した時間が潰れる感覚
それを目指していたのだとしたら
もう一つそこに視野があるのだとしたら
頭上からの圧迫に
耐えることができるだろうか




あんたに対する
漠然とした 無条件な信頼が
少しずつ欠けていくのと同時に
机に肘をつけることもできず
椅子から身じろぐこともできない
こんなに狭まった世界を
恨んだりはしない
始まりなんてなかったんだから
わかっただけなんだからさ
圧縮された塊のような 小さな世界が
手のひらの中で潰れかけている
もう少しだ もう少しだって
それだけがこの乾いた手の痛みを
ほんの一瞬忘れさせてくれるんだ




浮いては沈む断片を
いつの日にかと頭の前で並べ立て
眠気のままに眠りについて
大事な景色も靄の中

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喪失感


目を閉じて 目を開けて
確かに目にした奇怪な情景
それでも真っ黒な彼らは
真っ白なシーツの上を滑るように進む
指の間が冷たくなるんだ
いつでも傾いた陽射しの下で
俺がぶち壊すのを待っていてくれるんだ
もっと向こうへ飛ばすんだ
確かな現実なんだから
喉の奥に残っているんだから
薄気味の悪い、吐き気がする、
薄暗くて、靄がかかって、眩しくて、
泣きたくなるくらいに 気分が悪くて 心地がよくて
取り返しのつかないことを繰り返している

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夢と現実の感覚の区別がつかなくなってきている



もっとも単純で
絶対に覆らない答えのために
僕はすり減り 濾され 形もなくなる
そうしてもっとも単純で
絶対に覆らない
矛盾も飲み込む地平線が見える
その口をついて出るのは
もうその答えひとつ
あとはただ均し続けるだけ



寝るには椅子が合わない




針を飲まされ 針を刺されて

口を開ければ針が出る

針を踏む ざくざく刺さる

吐いて 吐いて

失せると思ったはずなのに

痛くて 痞えて

喉で絡まり取れやしない





まったく同じに見える箱

まったく別の意味を持つ

俺が一つを大切にして

一つを打ち捨てるのには

大事な 重要な 理由があるんだ

それこそが俺であり

それこそが俺だけの小さな部屋

安心のための最後の部屋





形もない ほんの一瞬の

たった一言でズタズタなんだよ

喉の奥にこびりついたまま、ずっと残り続けてさ

あんたのほうはキレーサッパリ忘れてしまって

なんの気なしに俺の肩を叩いて笑ってくるけどさ

あんたを見る度 何度でも這い出してくるんだよ

全くどうしてくれるんだ

たのしいたのしい間にだって

一瞬で抉るみたいに過っては台無しにして

あーあ あーあ あーーーーーあ

はやくどこかへ消えてくれよ

ちゃんと俺を一人にしてくれよ

なあ





にこりと笑えばそれでいい

明るい声で手を振って

特別な俺を準備するだけ

まるで一つであるかのような

首の皮一枚繋がった自分を

そうして適当に拵えてしまって

新しく作るのも億劫で

擦り切れるまで大事に羽織る

残り少しの足場を歩いて

千切れる時など思いもしないで

笑ったままで鋸を引く





黒い画面にずらりと並んだ名前たち

知っているのは数人だけで

あとは見知らぬ言葉の羅列

ほんの一瞬画面に映って

流れて消えるだけのそれらがなくても

気にもしないし気づきもしない

それでもそれぞれ眠るとき

最初の名前は自分自身で

相殺と 混乱と 思考の放棄に押しつぶされて

あくびひとつで忘れ去る




誰一人として覚えていない
合図があったら動くだけ
意思なのか 衝動なのか
それとも何かを塗り潰すのか
すべて息を吐くかのような
疲れて眠りにつくかのような
踏み固められた平和を重ねる



コカレロを飲める兄貴

コカレロを飲めない平和





血のにおい

不快なざらつき

広がる鈍痛

そこから自分を思い出す

形を持った吐き気が巡って

食い破って出ていって

元通りを期待して

這いずり回って汚して

べたべたの体

鉄の味

痺れる傷口

そこから自分を思い出す





ワルテはどちらかといえば文系だけどノエル効果で理科系も点数がいい。

自分で自分を追い込むので勉強は今のところそこそこできる方。









デスバーガーを見た感想



バーチャルリアリティー


芋虫を安らかに見つめる

(すぐに手を洗えて 意図しない動きをしない限りにおいて)



いつも眠い



何も知らないままで

認識することもなく

小刻みに切れ込みを入れて

何かであれば よかったのだろうか

その思考 そのものであるかのように

何かになれば よかっただろうか

だけど現実 こうなのだから

きっと最善は尽くしたんだよ

どうしようもない

それが一番だなんて思いもせずに

ただ なんでもなく 背を向けたくなる

どうでもいい なんでもいい

味をきければ十分だ

 

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色んなことがどうでもいいが

なぜどうでもいいのかと思えば 先が靄がかってよくわからない

 





静止の中には静止しかなく

ただ外側の時間だけが動いている

無数の目的が 意味もなく頭の後ろに転がって

そこにあるのはわかっているが

振り返る動きを持たないために見ることができない

その何でもなさが 苛立ちと不安とを湧き立たせるが

それすら静の中では噴き出す口にたどり着けず

ただ壁にぶつかって内側に戻っていく

きっと一瞬の静止は その瞬間永遠で

ただ 存在なんだろう





どうしようもなく沸き上がり

溢れるときすらわからない

ほんの少し 掠っただけで弾け飛び

破片は刺さり 流れは止まらず

紐の先に 火種が落ちる

落とすつもりなんかなかったんだ

だけどいつでも 落ちる先には

油に濡れた紐があるんだ





麻酔の髪がふさふさになった



俺だけど 俺じゃないからいいんだ



組み立てられた

見栄えのいい積み木の家

花びらが撒かれて 拍手喝采を浴びる

考えて 考えて 考え抜かれた庭の木は

同じように考えられた家のために

短く刈られ 場所を決められ

枝葉に自由はどこにもない




鏡の前に 立っているのは誰なのか

そこには知らない顔があり

お前は誰だと問う声も

知らない誰かの部品をしていて

迷路の入り口 暗がりの手前

壊した自分を戻すには

欠けた破片が多すぎる

---


急な高揚感で何かをするぞと意気込んで

そのあとまた同じように急に冷めて

勢いのままたのしんで始めたはずのことが

全く何の魅力もなく褪せて映る

何がたのしかったのかもわからずに

最初からたのしさなんてなかったのではないかとすら思う

何だったのか そこにはもう感情がなくて

すりつぶされて味気のなくなった言葉しか残らない



頭に思い描いたことを
形にしようとしてみるが
円も四角も歪んで崩れて
それが自分の手によって
押されて潰され砕かれようとは
自分自身は思いもよらない
ただ細やかによりよい形を
作りたかっただけなんだ

―――



聞こえちゃならない音がある

声なのかさえも分からない

暗闇の中 時折近づくその瞬間は

意識を反らすのに精一杯で

いつも無意識にとどまって

好奇心より先に逃げている

耳を澄ませてはならない

耳を傾けてはならない

何もない場所から

耳を食いちぎる息がかかる

もうすぐ眠りに落ちるのか

それとも悪夢の中なのか

耳の奥を塞ごうと

押さえつけても意味はなく

瞬間が去る ほんの少しの長い時間を

息をひそめて待っている

 

―――

 

それに飲まれたら一瞬で終わる

というような恐怖が時折ある

漠然とした不安

ただすぐそこに凄惨な死が予期されるかのような

でもそれはたとえでしかなくて

何でもない、その予見に息が詰まる

恐ろしい

でも 過ぎ去った後は

その先を、見たらどうなるのかだとか

呑気に好奇心が顔を出してくる

 
―――


汚染されたガスの中

マスクもなしに歩くには

限度があるのとおんなじに

刺すような光を浴びながら

あんたの目を見て歩くには

俺の耐性じゃ足りないようだ

 

------





サツの毛を つや にした代償



凹凸が噛み合わず
歪な部分ばかりが目について
腕は傷だらけ
擦り傷も打ち身もお前のせいで
俺はなんてみじめなんだろうと
お前もこの世もどうでもよいと
砕破した気になってやっと
頭を空っぽにして眠れるのだ
お前なんてものが存在したのか
この傷は俺だけのものだ

―――

 

201706-201810頃