







心地よいすべてのものすら
俺を動かすことはない
鮮やかな色は褪せ失われて
音も消え去り、味のないものが喉を通る
ひたすらそこにある持続が俺の前に現れ続け
飽き飽きしてもそれは消えてはくれずに
いつしか俺を、殴り、突き刺し、溶かし始める
------



ラックの舌は蛇舌という設定を追加します。
本で口元を隠すことに何かしら意味を付与したかったので。





余計な舌は切ってしまえ
余計な舌は抜いてしまえ
けれどそれは単なる罰で
時間を戻すわけじゃない
全くもって無駄なことさ
懺悔でもすればよいだろうか
許しを請えばよいのだろうか
解決策など見当たらない
ここにはないのも知っている
だから仕方なくちょん切ってるんだ
何もしないよりはましかと思ってさ

ふいに訪れる虚無感
それにのまれると脳がバグでも起こしたみたいに
全ての意味を無に帰していく
そして残った自分という残りカスが
いつまでもなくならないので
途方に暮れて、体も動かず
四方から圧迫されて、息もできない箱の中
夢で見たことがあるんだ
じわじわこちらに迫ってくるんだ
少しずつ空間がなくなっていって
予期される苦しさに苦しんでいる
永遠に続く存在
------






