じわじわと浸食する新しい自分


内臓がほしい



元気がないときはクリスティン



まるでホールのケーキみたいじゃないですか!

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身体の縫い目を忘れていた。



訪れ 留まり 去っていく

心地よいと言ってくれた声も

呼吸と共に消えていく

それでも僕らはこの場所で

ただ流れていくのを見ながら

同じ習慣を繰り返す

忘れないように繰り返す

そうであるように繰り返す





特に誰でもない



解剖医の誇り



グリーンインフェルノ見た記念



不安



外向きの手と

内向きの手と

予備用の手とが必要だ





すべてを飲み込み

すべてが静止し

内に重なり続けるそれ自体

片鱗から広がる深層

収めるには細胞の数すら足りない





幸せな気分になれる



どうにか普通でいたかった

目の前に広がる普通の世界になじみたかった

真似をしてみる 振りをしてみる

だけど結局うわべだけで 理想の塊で 現実ではなくて

俺は俺のまま 空回ってむなしく音を立てている

いつしか気づいたんだ

疲れてしまった

誰かになったところで

疲れているんだ

俺は疲れた

合わせてみても 正しいのかどうかわからない

笑ってみても 誰の顔だかわからない

解放されたい

自由になりたい

すべての皮を剥がして

自分の皮まで剥がして

すべての誰から

言葉より先に思考が答えにぶち当たって

もうどうしようもないんだって

潰れた言葉に押し流される

 

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咳が止まらない



雷怖い



痛い



超痛かった



悪魔神父



くそ痛い



どちらの底に着くでもなく
ただフラフラと
双方心地のよい場所を
寝返りを打つみたいに浮いている
圧で潰れてしまうのに
今よりずっといい場所だなんて
想像もせずにいいなと呟く

なんだか馬鹿げて笑えてしまう

どうでもよくて笑えてしまう
沈んで潰れて中身が出るのも
ぷかぷかとここで揺れているのも
阿呆らしくて眠たくなるんだ
中身もない たのしくもない
やけくそみたいな笑いがこみあげ
まとめて踏んで潰したくなるんだ

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201706-201810頃