まるで時間が戻せるなんて当然のことのように
俺の頭は麻痺したショックを受ける
それでも事はどうにも動かず
角を削りながら先へ先へと転がり落ちていく
ああ、元には戻せないんだと
信じられない事みたいに
当然のことに驚く

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信用できない目



Q.最近、気分がすぐれないんです。

 だからたのしいことに走ってしまうんです。何も考えずに、流されて…俺はどうしたらいいんでしょうか。

A.とりあえず皮でも剥いでみたらどうですか?僕の。

 

なるほど名案!

 

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空白というのは気づかないうちに大きく膨れ上がって、脳みその中を一掃していく

いつか、どうせ、全部消えてなくなるんだからって、

結局、全部、意味はないのだからって

いつの日かに行きついた結論に落ち着いて

最後に残った空家みたいな脳みそは

ゆであがったただの蛋白質みたいに、

そこにあるだけのものになる

 





握力の差

リンゴパーンするのに、握力80くらいいるそうですね。
リンゴパーンしてみたいですね。

WALK OFF THE EARTH
の曲聞いてると、BMCがわいちゃかやってる光景が目に浮かんで、俺の人生のエンディング曲はこれがいいなと思ったりする。

夏は明るいし、日差しも照ってるし、熱いし、白色に近い、コントラストの強い、はっきりした諸々のポジティブなものが目の前に並べられているように感じる傍ら、暑くて気だるくて、日差しの下には誰もいなくて、静かで、なにか絶望的な気配をも感じる。
く思い浮かぶのは、今いる場所が、廃墟になって、ものは捨て置かれて、ほこりをかぶり、部屋は蜘蛛の巣が貼り、虫が巣食い、人はどこにもいなくて、ただ、 風が隙間を縫う音と、伸び切った雑草がかさつく音だけが聞こえて、さんさんと太陽は空を青くして、しあわせですって、言うみたいな、人間がいないことの絶 望と幸福を同時に予感させる光景。

どうすれば満足して死ねるのか、いまだにわからない。





君の名前を忘れてしまった

信頼と一緒に

ノートの端に書いておいたのに

俺は毎度のこと、それっきりで

そいつが、跡形もなくなることができるなんてのも忘れて

自分の記憶すら

ページを捲らなくちゃ思い出せなくて

たくさん歩いて来たはずの道も

きっと二度目の初めてになるんだ

引き返したいけど、引き返せない

歪めてしまうのが嫌で

最初の、あの、強烈な、

ここに残った偶然の滲み

それが、今は、失くした記憶に

一番近い残滓なんだ

 

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消していいものでもなかった

過去に対して、何かしらの理想を抱き

存在しさえしない未来へのまなざしに

申し訳ない、申し訳ないと

謝り続ける

 

 

失せたものは目に入らないが

未来に対する何かしらの

現在に対する何かしらの

確かに巣食っている

ただ いつも通りに 存在している

そこから見えない靄のように滲み溢れる

そのときの眠さ、そのときのどうでもよさ、

そのときの頭痛、そのときの気持ちの悪さ

総合的な作用をもって、

すべてを映す視界は被り物をしていることに気づく

信用がおけず、得体のしれない

俺はただ、恐れているという言葉を、頭の中で書く

この先以前の今、成立していることが信じがたく

この先の見えなさを想像してみようとして

荒廃しか見えずに歩みが鈍る

歩いてどうなる

何かしてどうなる

希望をもってどうなる

何もしないでどうなる

頭が痛い

何を考えていたっけ

ただ、動いてみたところで

得られたもので終わりにできるわけでもなく

またそのまま、持続があるだけ

いつまでも、持続があるだけ

それが想起されたときには、

もう石みたいに動かない


明日、明日、また明日
いくつも重ねて、どれほどか経つ
繰り返しているつもりで
同じことなどひとつもない
ひとつ、ひとつ、消えている
増えるよりも早く
ここに、なにが、残るだろうか
当然のような錯覚に、最初から浸りきって
初めて空気を吸ったとき
その匂いに咽て、涙が出やしないだろうか
知らない感情を知った風に横に置いて
それを初めて知るとき
それが怪物に見えたりしないだろうか
紅茶を飲んで落ち着いて
少しずつ軋む繰り返しのルーチンが
隙間から崩壊しないようにと願いながら
続いてくれとも、終わってくれとも思えず
ただ、記憶に残った味を思い出しながら
積み重なる今を忘れようとする

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生きているということが、恐ろしい。



死にゆく流れのなかで
置き去りにされる数々
それを浮かびながら眺める
まるで今ここに生まれたように見える
ひびの入った数々
今を含有する過去
消えていくのは惜しい
いつまでもここにあれば
それでもそう思うのは
それが消えてしまうからで
願わぬ理想を抱いた今の過去たちを
抱えてそうして
空っぽの今を埋めていく

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ジャイルズ似のゾンビでも容赦なく殺すニール




開けておくれよ
悪いことなんかしないから
僕はいつだってここを出られるんだ
それは君もご存じのこと
それでも僕はここを出ない
君もそれを知っている
耐久戦には自信があるんだ
いつか君が、自分から鍵を開けるのを
入り口から一番遠くの柱の下で
スナックでも食べながら待っているよ

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言葉による救済

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ここから逃げて、見知らぬ遠くへ
それでも俺の真後ろにそれはついて離れず
逃げても逃げても
俺の足あとを辿って俺を最初に押し戻す
いつか戻ると知りながら
逃げ続ける虚しさを押し隠して
逃げた先に安心を求める振りをして
ただ目を瞑る

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なんだかんだと、ゲーム制作が終わるころには、サブキャラたちにも愛着がわいていたのです。

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ダンモア修道院 イューと愉快な仲間たち

ゾンビ殺しのイュー
修道院(物理)を愛するクイン
ケルベロスを飼っているエル
悪魔のリヴ
唯一まともなファーカー
ゾンビ化した悪魔祓い師モーガン



火曜日と水曜日



言いようのなさの上に
聞こえて見える数々が折り重なって
まるでそれが俺であるかのように振る舞う
それらはいつまでもそこに燻って
底辺を踏みにじりながら不安だと嘆く
頭を叩いて抉って失くして
意識がなくなる瞬間の
心地よい床の上を思い出すことが出来ない
そこにあると知りながら
べたべたと付箋を貼りつけて
それをめくりながらまた貼り直して
不快な吐き気が脳の出来物のように痛む

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ペストマスクを顔に縫い付ける




臓物コンビ


201505.06-201601頃