あの時の今であり続ける













 









思い付きで初めて思い付きで終わる


過去の記憶、まあ、思い出の品とでもいうのか
思い出ほど明瞭で快い記憶が残っているわけではないのだけど

我が家にも、いつの間にか触れることのできなくなった記憶の断片が散財しています。
いつかはまたつかったり、捨てたり、見えないところにしまわれたりすることにはなるのだろうけど、
それは見て触れようとするたびに、俺をその時にさせる。
もう戻ることはできないけど、その時の感情の残滓はじわりと蘇る。

そんなかんじ。



アシュレイくんは友人の面影をカバンに閉じ込めてやってきた

とはいえ 他人は他人 押し付けるわけにはいかないので

自分だけでも あの時を大事にしていればいいのだと 

言い聞かせて 絵に投影し続ける

ルリアは そんなこと言っているアシュレイも いつか変わると

変わったとき きっと ここからいなくなるんだろうなと なんとなく感じ取って

この今を 大事にとっておきたくなった

J.J.はドリーとの ドリーはJ.J.との今を 大事にしたくて

アシュレイはそこまでは気づいていないけど

「あのとき」でいる自分を 大事にしてくれた 二人が

ちょっとだけ じんわりと うれしいのだった