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独占欲とも似ているけれど
素敵な人たちになりたいわけじゃない
ただ、それを見ていて快いという
その感覚に酔っている

箱の中には素敵なものが詰まっている事実、それだけで満たされる
中身のことを深く考えることはない
表層だけを見ている
思い出すことはできるが全てではない

一度詰めたらもう取り出すことはできない
表層をこのむからこそ
それが永劫のものでないことを知っているし、
中に入れてしまったあとには真逆のものしか詰まっていないのを知っていて
でも入れた瞬間しか覚えていないからそれは今でも素敵なのだと隠蔽している

それでも飢えは止まず
素敵を食べつづける
きっと彼女にとって、素敵な人たちは物でしかない

二人の友人は気づいていない
彼女の空想とでも思っている