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だからきっと、ここにはなにもない。
だからきっと、ないものを求めて涙が出るのだ。
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どうすることもできない腐食。
それが少しだけ見えているものだから
余計に黒く映るんだ。
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どんどんとおく、どんどんちかく。
そこには1つのよろこびと、99のおぞましさ。
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いつのまにか、どこもかしこも。
大海のように、彼女はすぐそこに。
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こうして あの子は 溶けてなくなり
そうして あの子は 行方も知れず
最後に残ったのは目も眩む光だけ